2018年6月11日月曜日

【FOX】32FLOAT SUSPENSION 2012

息子のP3のフロントフォークがやはり頑丈なだけのマニトゥではやはり厳しいなという事で、たまにオクをチェックしていたところに古くて安いFOXを発見!
古いし、自分が嫌いなオープンバスなのでやめとこうかとも思ったが、息子の用だし、古いけどFOXを研究してみるかと・・・ショップで保管とか、オーバーホールとか書かれていたので、特に心配はせず入札→落札。
届いたものを見てもまぁ確かに傷は多いがオイル滲みや動きの渋さなどは一切なかった。
(画像で見るとちょっと綺麗すぎるなぁ)



ストロークは恐らく150という事だったがちゃんとエアを入れて伸びた状態からエアを抜いてフルボトムさせると160mm・・・あるけど・・・(これ、どうやらFOXとしては有効ストロークをストローク値としているっぽいので、やはり150mmが正解のようです。FLOATは150mmが最長の様?で・・・)。まぁFOXはまったく無知なのでそこは無視。

自分的には115mm程度のストロークにするべく45mm(最終的にコンパチ仕様になったので色々反映させ37mm)にカットしたウレタンをぶち込む。



デカールはボロボロだし、好きなデザインのヘリテイジ・デカールも手に入らないので、P3のコンセプトに合わせて作るかなと。



んで、貼って、ドシブッ!良い感じ!と。
にしても、なんか画像の回転が・・・(すいません。何故かコントロールできずで)



組み込んで出来上がり~!



と、行きたかったんですが・・・・
試走行時、ウイリーからの着地の際に超乾いたかなりでかめの『パキンッ』音が発生。
う~ん、まぁちょっと一気に組んだのでグリスアップとかがちゃんとしてなかったかな?と、いう事で下玉押しを再度入れなおしたりしてかなり丁寧に確認、ベットベトにグリスアップし計3回組んだわけだが消えず・・・。
まぁ~~~~~嫌な予感、ってか予感を超えたね。
でひっくり返してフレームに腰を下ろしフォークに負荷をかけると『パキパキ』と。
以前自分のサンツアーのインナーチューブの付け根の接着が剥がれた時と同じ音、が、今回のはひねりに対してなるのではないし、音もデカめ。なので恐らくコラムの圧入部かな?って事で一旦マニトゥに戻し確認。残念ながら異音は皆無。
ゴミを購入した事が確定。安いとは言えサンツアーのエピクソンの安い新品くらいは買える額で購入しているので・・・心から出品者の不幸を願いますw。
個人情報も提供しているので評価を悪くしたりする気も起きないし、その辺は〇フオクの痛いとこだよね。まぁオクのリスクと諦めよう。

で、どうするかと。
もちろんこのままでは後々くるんと緩んでしまうかもしれないし(まずなさそうだけどw)、何しろ音がカッコ悪すぎるw。
今回はFOXの研究でもあったので、実は既に色々寸法関係は見てました。
んでですね~、ここから先は私の独断によるものなので、記載されている情報をもとに何かされて問題が起きても、一切責任等は負いません。その点はあらかじめご理解ください。私は私なりのスキルと知識で安全であると認識してやっていますが、ショップなどからすれば言語道断なんでしょうし、ベストではないとも理解しています。

前置きは、んな感じにして・・・
インナーチューブはΦ32という事で、自分はストックにEPICONのアッパーがあるのである程の条件が揃えばコンパチ出来るわけです。
そしてインナーチューブの軸間がまずは一番のポイントとなりますよね。そこを測るためにノギスで実測したところ、なんとチューブの内々で98.0mm!つまり軸間は130mmでした(まぁ、この辺の情報もあくまでも自分が計測してなので・・・)。で、これはEPICONの公称値と同じです。FOXはそこの数字を公開しているところが見つからないので判りませんでした。EPICONも念のため実測し同じ数値であることを確認しました。
あとはインナーチューブのカミシロの関係も大事なのでインナーチューブの長さを確認。(ぶっちゃけこの辺は何ミリかずれててもストロークをデフォよりかなり短くしてるので問題はないはず。)ほぼ一緒なので条件的には行けるな!。という事で早速簡単に塗装して・・・・



実際に嵌めて動きなどを確認し問題なし。スムーズに動きました。



ボトムケースとダンパー等を固定する部分の形状がFOXとEPICONで違うという事や、エアスプリング側の動きの良さ(オイルが入っているところなどがGOOD)からエア側はFOXのユニットを加工してEPICONのシールと合わせて使用することに(ってか大事なとこが画像無しっていうどうしようもないパターンですみませんw)。
ダンパーはストックのEPICONのLO-RCのカートリッジを入れようと思っていたのだが、確認とか面倒なので手っ取り早く自分のCANYONからカートリッジを抜いてこちらに組み込み。ボトムケースとの取り付け部は形状的に都合が悪いのでちゃんとはまり込むように加工、というかシンプルなスリーブを作成し追加、パッキンとしてクラッシュワッシャーは排除してシリコンのOリングを使用しシーリング。ストロークやバンプストッパーの絡みでエアスプリング側のシャフトの長さなど色々調整は必要だったので結構面倒は面倒でしたが、基本的に無理な造りになった部分も全くないので、自分としては安心して使える仕様にできたなと(息子のだから特にね。)

そして完成!



もちろんフルボトムの状態、位置などシッカリ確認してますよ。
で、ストロークは120mm弱(FOX的な考えだと110mm弱になるのかな)程度に。肩位置は高くないのでそのくらいのストロークがあっても良いかなと。



今回の件、今や少なくなった26インチのボトムケースを買ったと思うしかないな。
だがまぁ、そんなきれいごとで気分が晴れることはないので・・・。
処刑です。切る前にインナーチューブ掴んで負荷かけたら正にコラム部分がパキパキ鳴ってましたよ。あ~スッキリした!
みなさんも心と知識のない出品者には注意しましょう!



追伸・・・・その後自分のを復旧させるかとストックのカートリッジを引きずり出して来てオイルを入れ替えたりしたところ、なんかコンプレッション調整用のつまみが壊れてたり、その下に入るギヤパーツがなくなってたり、おまけに上側からのオイルの漏れが少し多いなあとかとかで、これ駄目だなとw。

で、ですね~。自分のにはインナーチューブ径が34の物を探してたんですが、いまいち軽くなかったり、これだってのが無いので・・・さらに32FLOATでコンパチ計画を進めることにしました!今度は新品の27.5用 32FLOAT 2016版をポチリましたw。

だいたいやらなきゃいけないことはわかっているのですが、どうなる事やらw。
それにしても・・・へんな物かってしまったせいでとんでもないことになってしまったな~。


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