2018年6月28日木曜日

【FOX】FLOAT32 Performance 2016 カスタム記 その2

地味な作業も進めましょう。ということで・・・。
新品なので惜しい気もしますがやはり剥離します!。



ブツブツ~っと剥げてきます。



剥離後に剥離剤が残っていたりすると大変なのでしっかり掃除します。
流石FOX、下地がとってもしっかりしてます。



そのしっかりとした下地のおかげでここまで来るのに結構疲れましたね。
ハンドリューター使ったりしましたが、機械を使うのが下手でガリってしまい、面倒なので、最終的に耐水ペーパーとコンパウンドで手仕上げとなりました。なので超ポリッシュ状態ではないですがまあまあかなと。



もう少し真面目にコンパウンドした方が良いかな?w



ってな感じで進行中です。




2018年6月18日月曜日

【FOX】FLOAT32 Performance 2016 カスタム記 その1

前回の息子のP3への移植で使えなくなってしまった自分のフロントサス。
ちょっと前からFOXの動きに魅力を感じていたのと、32mmのインナーチューブだとEPICONとコンパチ出来るという事が判ったので、その方向でちょっとチャレンジするかと・・・・。

なんでそんな面倒なことするかというと・・・
・FOXの動きが好き。
・でもボトムケースの形状が嫌い。そのほかも基本的に形状的に好きなところは無い。
・サンツアーのボトムケースが最高に好き!(ここが一番デカいw。・・・見た目か!?。・・・はい、見た目が大事です。)
・26インチはどこもラインナップが少なく、ストロークとかもマッチしない。
・ロックショックのPIKE DJがカッコイイし魅力的だがちょっと自分としては高過ぎる。
・在るものを活かしてコストは抑えたい。
・オクで中古とかが嫌になったw(完全にこないだのフォークがトラウマに)。
・コンパチ出来るか?というところへの興味とFOXの研究。
とかとかとか・・・

んなわけで・・・
チェンリでセールの9mmクイックのFLOAT32 27.5用 120mmストロークがあったのでポチり(半額以下だったっけかな?素晴らしい。)、その他も色々ポチり、その辺の物が思いのほか早く週末にドドッと届いた。



ゴールドオイル・・・もっと小さく売ってほしいわ。プロじゃないしこんな要らんw。
工具も新たに用意。サンツアー用の27は古いのがあったのだけど錆だらけなので併せて新調。



そしてFOXは特に六角部の厚さが薄いので工具を加工しておきます。
実際に外す際にほんとに薄くて気を遣った(薄すぎっ!)。



金属のバットが欲しかったけどビーバープロで売ってなくて仕方なくプラトレイw。



早速ボトムケースは外します。
プラでもトレイがあると安心です。
あと、油脂とか拭き取る用のペーパータオルが大活躍してくれました。



で、各部チェックしていきます。
まぁ~でも流石FOXで一つ一つパーツも良い作りですね~。

で、と。
下画像の向かって左がエア側のシャフト、右がダンパーユニットのシャフト・・・
???でたっ!早速来たか!!



ダンパー側のシャフトのボトムケースとの取り付け部。フランジがΦ10!
オフィシャルの図面データだと・・・ネジ部の比率から考えてもΦ13以上は見込んでいたのだが・・・。(まぁ今思うとリバウンドの摘みの長さも短いし、これ34の形状じゃない?とか)



で、ですね~。
色々図面とかを見て事前に構想を練り、なるべくFOXのユニットには手を加えないように考えていたんです。
ただ、ボトムケース側にザグリがあるFOXと、ただのフラットな面のサンツアーではシャフトの飛び出し量かが変わってしまい。ボルトネジ部の飛び出し量が減るのでリバウンドのツマミが付けられなかったり、ナットのカミシロが浅かったりと問題が出ますよね。
なのでボトムケースの穴を拡大し、特殊な形状のナットを作成し、ボトムケースにネジの有効部が潜り込んでいく形(言葉だけじゃ意味不明ですねw。)にしようと思っていました。そしてボトムケースの穴の拡大化(Φ8→Φ10)は既に済ませてしまっていました。しかもリーマとかも使って結構真面目にw。

ということで、このフランジ無し形状にはちょっと気持ちがやられましたね。
先行して動かなければむしろもっと楽に済んだかなw。ま、そんなこともあるよねと気持ちを切り替えて。
この位置関係じゃダンパーシャフト側を加工しないわけにはいかないなと。
で、超慎重に旋盤を使って手をガイドにダンパーごと回して切削!
下の感じに加工。超緊張の加工でしたがうまくいって良かった。
(相変わらずipodで編集した画像の角度変換がここに持ってくるとバグる)



んで、Φ10穴に対応するようにつば付きカラーを作成。
ダンパー側は大き目のフランジでしっかり固定されて突き出るようなことが無い様にね。(まぁここはそこまで激しい負荷がかかるとこではないので充分だとは思いますが・・・あ、ロックアウトしてるときはここに負荷かかるな。でもそんなことしないし、それでもきっとある程度までは大丈夫でしょう。)
ナット側にもガタが出ないよう同様にカラーを作成(下の画像のだとボトムケースに埋まる部分が両方とも薄く感じたので、のちにver.2を両方作りました。もう少しシャフトにかかっている部分の長さが長いです。長すぎるとボトムケースを挟む前にぶつかっちゃうので、その辺は注意ですね。)。そして純正のナットも有効ネジ部以外は削り落とします。8mm弱(M8ネジなので1D分くらい)の厚さになりました。締め付けトルクからしても全く問題ないかなと。ただしクラッシュワッシャーは使用できなくなりました(それも狙い通りではあります)。自分的にはクラッシュワッシャーってあまり好きではないので全然かまいませんw(もちろんシールなのかゆるみ止めなのか、しっかり意味があるんでしょうけど)。シールはOリングをワッシャーカラーとボトムケース間に入れて済ますようにしました。ナットとワッシャーカラー間とかでは恐らく漏れないはず。締め付けトルクは規定より気持ち強めに締めた方が良いかな。
ダンパー側はこんな感じで取付はクリアに。



エア側はこのまま嵌めてみてナットもそこそこ噛んだので加工はしません。
ただΦ8の穴にΦ10のシャフトの肩が当たる感じではちょっと弱そうですので、カラーを作成します。



こんな感じでスポッっとΦ10の部分と厚さも合わせて覆ってしまいました。
これで一段上のフランジ部にも負荷がかかるので、簡単に曲がったりはしないでしょう?。
こっちは今のところナットも無加工で行くつもりですが実際に締め付けてみてナットの噛みが浅ければこちらもクラッシュワッシャー部分を削って対応すれば問題なしかなと。

ここで一つポイントが・・・。
2016とか最近のは、エア側の構造ってちょっと前のみたいにスペーサー入れてストロークを簡単に変えるってのが出来なくなってますよね。替えたい場合は部品の交換になるのかな?
で、自分的には5ミリくらい伸ばしたいなと思っていたんです。
で、ですね、今回の構造にするとシャフトの伸びきりとフルボトムまでの距離が、このカラー分伸びることになるので、4.3ミリ程度伸ばす事に成功しました。
バンプラバーに当たるところをストロークのマックスにしている構造なので結果的にそうなりました。なんかラッキーだったなw。



ボトムケースの厚みをイメージして組むとこんな感じです。



ダンパー側は一番縮めた状態が思っていたよりインナーチューブより出ているので、フルボトムした時の確認が大事です。フルボトムする前にダンパーの稼働限界がゴッツンコなんてしてしまったら即壊れてしまうでしょうから。絶対避けたいです。なのでフルボトムさせた状態で確認していきます。(画像の向きが残念ですみません。)



下画像の様にフルボトムさせた状態からでもさらにダンパーが凹めるので、大丈夫ですね。ボトムケースの取り付け部に入れたカラーなどの絡みで5mmほどFOXの標準の位置より飛び出すので本当にここは重要でした。エア側は逃げが沢山あるので全く問題なしでした。とりあえずこれで取付の問題は全てクリアに。ほ~、良かった。



ゴールドオイルが染みたワイパーとバンプラバーはFOXの物を使います。
サンツアーに入っていたものはFOXの物より少し厚めでしたね。
ただ、インナーチューブの先端の形状がFOXはすぼめてあるので、FOXの物を使うのが間違いないかと思いました。



あと、気になっていたところはダストシールですね。
サンツアーの物がΦ41.3くらい、FOXがΦ42.0くらいだったので、FOX側を削ればいけるな!。と思ったのですが、FOXのダストシールは金属の輪っかが付いているので、手で職人みたいに削るのもだるいし、旋盤にかますにも普通のチャックでは噛ませようがなく・・・。なので流用は今のところ諦めました。
ただ、ゴールドオイルに対応したシールでないと漏れるという事(もしくはゴムが逝っちゃうのかな?)なのでここは替えたかった。とりあえずサンツアーのシールとゴールドオイルの相性を見るべくインナーチューブに入れて試しました。
FOXのシールはスプリングのリングが上下に入っていて、よりシール効果が高い感じです。サンツアーのシールはそのままだと若干シール効果が弱いため、FOXのシールの下側のスプリングの輪っかを流用したところ、少しきつくなりシール効果が上がりました。かつ滑りの良さはFOXのそれとまあまあ同様のレベルになったので、とりあえずは良いかな?と。超駄々洩れでなければ良いかなと(どうなる事やら)。
こんな感じでボトムケース側もこれにて完了。とりあえず保管。



何々・・・、ボトムケース内にあるインナーチューブと接触している部分のセラミック?なのかな。FOXはあれに縦スリットが入っているが、あれは潤滑のオイルを巡らせるためなのね、なるほどなるほど・・・さすがFOXだな。が、しかしサンツアーには無い!w。
ま、シール効果がそんなに高くはないとこなのできっと巡るでしょう?w。あとは様子見つつ、滑りが悪ければその都度空けるかな。

・・・とりあえずその1はここまで。
ここからは組み上げとか装飾とか、車体への取り付け関係になりますね。

そりゃ~、買ってポン付が一番理想だけどw、自分だけのこだわりの1本が出来そうで楽しみだなと。
超マニアックで危険なカスタムなので、真似して何かあってももちろん責任は負いません!。その旨あらかじめご了承ください。
(・・・でも、自分みたいなこと考えてる人にはこれほど美味しい情報はないですけどね。)

続く。

2018年6月11日月曜日

【FOX】32FLOAT SUSPENSION 2012

息子のP3のフロントフォークがやはり頑丈なだけのマニトゥではやはり厳しいなという事で、たまにオクをチェックしていたところに古くて安いFOXを発見!
古いし、自分が嫌いなオープンバスなのでやめとこうかとも思ったが、息子の用だし、古いけどFOXを研究してみるかと・・・ショップで保管とか、オーバーホールとか書かれていたので、特に心配はせず入札→落札。
届いたものを見てもまぁ確かに傷は多いがオイル滲みや動きの渋さなどは一切なかった。
(画像で見るとちょっと綺麗すぎるなぁ)



ストロークは恐らく150という事だったがちゃんとエアを入れて伸びた状態からエアを抜いてフルボトムさせると160mm・・・あるけど・・・(これ、どうやらFOXとしては有効ストロークをストローク値としているっぽいので、やはり150mmが正解のようです。FLOATは150mmが最長の様?で・・・)。まぁFOXはまったく無知なのでそこは無視。

自分的には115mm程度のストロークにするべく45mm(最終的にコンパチ仕様になったので色々反映させ37mm)にカットしたウレタンをぶち込む。



デカールはボロボロだし、好きなデザインのヘリテイジ・デカールも手に入らないので、P3のコンセプトに合わせて作るかなと。



んで、貼って、ドシブッ!良い感じ!と。
にしても、なんか画像の回転が・・・(すいません。何故かコントロールできずで)



組み込んで出来上がり~!



と、行きたかったんですが・・・・
試走行時、ウイリーからの着地の際に超乾いたかなりでかめの『パキンッ』音が発生。
う~ん、まぁちょっと一気に組んだのでグリスアップとかがちゃんとしてなかったかな?と、いう事で下玉押しを再度入れなおしたりしてかなり丁寧に確認、ベットベトにグリスアップし計3回組んだわけだが消えず・・・。
まぁ~~~~~嫌な予感、ってか予感を超えたね。
でひっくり返してフレームに腰を下ろしフォークに負荷をかけると『パキパキ』と。
以前自分のサンツアーのインナーチューブの付け根の接着が剥がれた時と同じ音、が、今回のはひねりに対してなるのではないし、音もデカめ。なので恐らくコラムの圧入部かな?って事で一旦マニトゥに戻し確認。残念ながら異音は皆無。
ゴミを購入した事が確定。安いとは言えサンツアーのエピクソンの安い新品くらいは買える額で購入しているので・・・心から出品者の不幸を願いますw。
個人情報も提供しているので評価を悪くしたりする気も起きないし、その辺は〇フオクの痛いとこだよね。まぁオクのリスクと諦めよう。

で、どうするかと。
もちろんこのままでは後々くるんと緩んでしまうかもしれないし(まずなさそうだけどw)、何しろ音がカッコ悪すぎるw。
今回はFOXの研究でもあったので、実は既に色々寸法関係は見てました。
んでですね~、ここから先は私の独断によるものなので、記載されている情報をもとに何かされて問題が起きても、一切責任等は負いません。その点はあらかじめご理解ください。私は私なりのスキルと知識で安全であると認識してやっていますが、ショップなどからすれば言語道断なんでしょうし、ベストではないとも理解しています。

前置きは、んな感じにして・・・
インナーチューブはΦ32という事で、自分はストックにEPICONのアッパーがあるのである程の条件が揃えばコンパチ出来るわけです。
そしてインナーチューブの軸間がまずは一番のポイントとなりますよね。そこを測るためにノギスで実測したところ、なんとチューブの内々で98.0mm!つまり軸間は130mmでした(まぁ、この辺の情報もあくまでも自分が計測してなので・・・)。で、これはEPICONの公称値と同じです。FOXはそこの数字を公開しているところが見つからないので判りませんでした。EPICONも念のため実測し同じ数値であることを確認しました。
あとはインナーチューブのカミシロの関係も大事なのでインナーチューブの長さを確認。(ぶっちゃけこの辺は何ミリかずれててもストロークをデフォよりかなり短くしてるので問題はないはず。)ほぼ一緒なので条件的には行けるな!。という事で早速簡単に塗装して・・・・



実際に嵌めて動きなどを確認し問題なし。スムーズに動きました。



ボトムケースとダンパー等を固定する部分の形状がFOXとEPICONで違うという事や、エアスプリング側の動きの良さ(オイルが入っているところなどがGOOD)からエア側はFOXのユニットを加工してEPICONのシールと合わせて使用することに(ってか大事なとこが画像無しっていうどうしようもないパターンですみませんw)。
ダンパーはストックのEPICONのLO-RCのカートリッジを入れようと思っていたのだが、確認とか面倒なので手っ取り早く自分のCANYONからカートリッジを抜いてこちらに組み込み。ボトムケースとの取り付け部は形状的に都合が悪いのでちゃんとはまり込むように加工、というかシンプルなスリーブを作成し追加、パッキンとしてクラッシュワッシャーは排除してシリコンのOリングを使用しシーリング。ストロークやバンプストッパーの絡みでエアスプリング側のシャフトの長さなど色々調整は必要だったので結構面倒は面倒でしたが、基本的に無理な造りになった部分も全くないので、自分としては安心して使える仕様にできたなと(息子のだから特にね。)

そして完成!



もちろんフルボトムの状態、位置などシッカリ確認してますよ。
で、ストロークは120mm弱(FOX的な考えだと110mm弱になるのかな)程度に。肩位置は高くないのでそのくらいのストロークがあっても良いかなと。



今回の件、今や少なくなった26インチのボトムケースを買ったと思うしかないな。
だがまぁ、そんなきれいごとで気分が晴れることはないので・・・。
処刑です。切る前にインナーチューブ掴んで負荷かけたら正にコラム部分がパキパキ鳴ってましたよ。あ~スッキリした!
みなさんも心と知識のない出品者には注意しましょう!



追伸・・・・その後自分のを復旧させるかとストックのカートリッジを引きずり出して来てオイルを入れ替えたりしたところ、なんかコンプレッション調整用のつまみが壊れてたり、その下に入るギヤパーツがなくなってたり、おまけに上側からのオイルの漏れが少し多いなあとかとかで、これ駄目だなとw。

で、ですね~。自分のにはインナーチューブ径が34の物を探してたんですが、いまいち軽くなかったり、これだってのが無いので・・・さらに32FLOATでコンパチ計画を進めることにしました!今度は新品の27.5用 32FLOAT 2016版をポチリましたw。

だいたいやらなきゃいけないことはわかっているのですが、どうなる事やらw。
それにしても・・・へんな物かってしまったせいでとんでもないことになってしまったな~。


2018年6月4日月曜日

【CUSTOM】チタンボルト化 その2

なかなか足が完治せず、まともに乗れない日々が続いていますが・・・。
リアサスのマウントボルトもチタン化しました。
M8の細目が無いので、M8の半ネジ(ネジを切ってない部分があるもの)で超長いものを注文し、ネジ部分をカットし残りの部分に新たにネジを切るというのが楽だなと思ったのですが、ネジじゃない部分がそんなに長くとれるものがサイズ的に無く・・・。あってもまたコスト的に・・・。という事で諦めるか?とも思いましたがまだ手は有りました。

M10のネジ部を削り落としてM8×P1.0を新たに切れば良いなと。頭は小径化しないといけないだろうけど、大きさ的に問題なさそう。という事で、早速ボルトを手配し加工。
下画像の向かって左がM10の買ったままのチタンボルト。右がそれを加工して作った物。
ま~、前にも書いた通りここのボルトのクオリティは低い。六角穴のセンターとネジ自体のセンターなんか超~ずれてるしw。いくら何でもこりゃないでしょって思う。



ま、でもとりあえず出来上がり、組み込み。
まずは上側。この画像、撮った向きがおかしくて見ててもなんか変な感じで落ち着かない。



下側。頭のサイズがデカいので多少飛び出すが、まぁ問題ないでしょう。



って感じで一通りボルトのチタン化は一段落。

あ~、早く気持ちよく乗りたいな。っと。